Blue 〜ray

 

− 5 −

 

 傍らの侍女に手を引かれて現れた貴婦人の姿に、その場にいた者全員の目が奪われた。

 

 身に纏うのは、光沢のある黒のドレスだ。

 やや厚めに仕立てられた布が上半身をぴったりと覆っているのに対して、

ウエストから下は紗を幾重にも重ねて広がりを持たせていて、それが細い身体の線を一層際立たせていた。

 白糸と銀糸で刺繍された百合の花が、優雅な流線型を描きながら胸元から足元の裾まで連なっている。

 泰明が動き、紗の裾が波打つ度に、それは見え隠れしながら煌く。

 上腕部はぴったりとして、肘から先は余裕を持たせた袖口には二重にレースが縫い付けられて、

手の甲まで覆い、白い指だけが覗くようになっている。

 両腕の付け根近くまで広く切り取られた胸元から先は、ほっそりした首筋までをレースが覆っている。

 本当は男性である泰明の事情を考慮した、極力肌を見せないデザインだが、

レースの細かな模様から白い肌が透けて、却って人目を惹き付ける危うい色香を醸し出すようだ。

 その垣間見える肌を更に際立たせるように、小さな宝石を連ねた三連の首飾りが細かな光を放つ。

 艶やかな翡翠色の髪は、一部を残して高く結い上げられ、大きな白百合を模した髪飾りで留められている。

 露になった白い項も美しく、結い残された鬢の辺りの一束が、細い肩や胸元に優雅な模様を描きながら振り掛かる。

 髪の所々に散らされた金粉が、室内の灯りにきらきらと煌き、髪の艶と違う輝きを零していた。

 白い美貌には殆ど化粧は施されていない。

 しかし、紅を差され、常より濃く色付いた唇は艶やかで、僅かに目尻に差された朱も、

澄んだ色違いの瞳を潤ませているかのように見せている。

 仄かに輝いてさえ見える、何とも優雅で品のある色香を漂わせた泰明の艶姿であった。

 

「…やはり、何か可笑しなところでもあるのか?」

 いつまで経っても一言も発しない男性陣に向かって、

その姿には一見そぐわないようなあどけない仕種で首を傾げた泰明が問う。

「そんなことはありませんわ。皆様は泰明様のお美しさに見惚れて言葉を失っているのです」

「そうなのか?」

 傍らの侍女が満足げに微笑みながら、男性陣の気持ちを代弁する。

 後ろに控える仕立屋も満足そうな表情だ。

 己の出来の良し悪しが分からない泰明は、首を傾げたままである。

 言葉を奪われた男性陣の中で、一番先に息を吹き返したのは、やはり友雅だった。

「…驚いたよ。天上の女神がこの地に降り立ってきたのかのようだね。良く似合っているよ、泰明」

 ゆっくりと泰明に近付き、泰明の白い手を取ると、恭しくレースの下から覗く細い指先に口付ける。

 友雅の言葉に、そうでしょうとも、と言わんばかりに背後の侍女頭が繰り返し頷いている。

 しかし、泰明はまだ戸惑い顔だ。

「本当か?私はこうした衣裳のことは良く分からない故…どこか可笑しなところはないか?」

「大丈夫だよ。何処からどう見ても、完璧な貴婦人だ」

「ならば良い」

 友雅がそう言ってくれるなら、とようやく泰明は表情を緩め、安堵したように息を吐く。

 その様に目を細めて、

「こんなに麗しい女神のお供が出来るなんて光栄だね」

そう悪戯っぽく言った友雅は、捕らえた手を引き寄せ、

そっと華奢な身体を抱き寄せながら、泰明の常より一層婀娜めいた目尻にも口付けた。

「確かに素晴らしくお似合いです。…しかし、このお姿では…会場であまりにも人目を惹き過ぎるのではないでしょうか?」

 人目を忍ぶ事柄を為そうとする身としては、あまり目立つのは良くないのではないだろうか。

 まだ、顔を赤らめたままではあるが、尤もなことを言う頼久に、我に返った鷹通が応える。

「それは大丈夫だと思います。当日は仮面をつけたままでの入場となりますので、目元は隠せますし…

まあ、それでも、泰明殿の貴婦人振りが際立ってしまうのは避けられないと思いますが、

あくまでも貴婦人として目立ってしまう分には構わないでしょう。その方がこちらには却って好都合かと」

 やむを得ず、会場内を騒ぎに陥れる羽目になったとしても、会場内にいた者の記憶に残るのは、

本当は男である泰明の姿ではなく、気品に満ちた美しい謎の貴婦人の姿となるであろうから。

 なるほど、と泰明を除いた皆が頷く。

 当の泰明は、己がそれほど目立つということはあるまいと考えている。

「さて、名残惜しいことは充分お察しいたしますが、舞踏会に参加される殿方は、至急衣裳部屋のほうへお願い致します。

お待たせした上に、急かしてしまって申し訳ありませんが、あまり時間がないのですわ。

泰明様のお美しさを堪能されるのは明日の愉しみとなさいませ」

 話の途切れ目を捉えた侍女頭がそう言いながら、鷹通と友雅を急き立て、今度はふたり一緒に衣裳部屋へと押し込めた。

 

「もしかして、あの侍女頭が、この屋敷を仕切ってんじゃねえの?」

 呆れたように言う天真に、

「それだけ、鷹通殿が主として信頼されておられるからだろう。

だから、仕える者が皆、晴れやかな顔でのびのびと己の仕事をしているのだ」

と、頼久が生真面目に取り成す。

 まあ、そういう見方もあるかと、天真は素直に肩を竦めた。

 そんなふたりの様子を静かに眺める何処かの国の皇女か姫君のような姿の泰明。

 何となく居心地が悪い。

 一度目を合わせてしまうと、視線を外せなくなった上にとんでもないことをしてしまいそうで、

泰明と目を合わせることが出来ない。

(こいつも多分似たような気分だろうな)

 天真は横目で、今は既に常通りの冷静な表情に戻っている頼久を見遣る。

 しかし、いつまでもこのままだと今度は泰明が不安がる。

「おう、泰明。お前が着替えてた間に最終確認した事項を伝えるぜ」

「頼む」

 天真は殊更軽い口調で、報告をする。

 相変わらず、視線は合わせないままだったが、

話の内容の方に注意を向けている泰明は、そのことに気付かないようだった。

「…で、会場入口の方では、主に男を対象とした銃器類の所持を確認する検査がある。

形式上の簡単なものらしいが、表立って武器を持ち込むことは出来ないわけだ……っって何やってるんだ!泰明?!」

 話しているうちに落ち着いてきたので、ようやく泰明に視線を向けた天真の顔が、再び真っ赤になる。

 頼久は真っ赤になった顔を伏せるように、泰明から視線を逸らしている。

 ふたりの目の前で、躊躇いなく自ら纏うドレスの裾を大腿近くまで捲り上げていた泰明が、

きょとんとした顔をして応える。

「男は会場入口で武器検査があるのだろう?しかし、万が一のことを考えると、丸腰のまま会場入りするのは避けたい。

ならば、違う方法で武器を持ち込まねば」

 当然のことのように言う泰明には何の恥じらいも遠慮もない。

 当たり前だ。

 本来、男の前で男が素足を見せることは、恥ずかしいことでも何でもない。

 が、それをするのが泰明とあっては、見せられる側の男は大抵平静ではいられなくなってしまうのではないだろうか。

 大丈夫なのは、平静でいる必要のない恋人の友雅くらいのものだ。

 それでも、泰明の言うことを確かめるべく、

たくし上げられた黒いドレスの裾からすんなりと伸びる白く形良い脚の眩しさを堪えて見てみると、

泰明は片脚に黒いガーターベルトのようなものを付けている最中だった。

 これもまた、目に毒な取り合わせだ。

 しかし、そのベルトに吊るすのはガーターではない。

「特別に頼んで作ってもらったのだ」

 そう言う泰明の傍らにある丈の高い円卓の上には、もう片方分と軽量タイプの拳銃が二丁無造作に置かれていた。

「おいおい、銃を二丁も吊り下げてく気かよ」

 やや呆れたような天真の問いに、泰明はこくりと頷く。

「そうだ。丸腰にならざるを得ない友雅の代わりに私が友雅の分も持っていく」

 確かに、見咎められずに会場に武器を持ち込むには絶好の手段ではある。

幾らなんでも、会場入口で女性のドレスを捲り上げてまで、武器の所持を確認することはあり得ない。

「しかし、軽量タイプとはいえ、両脚に銃を下げて歩くのは結構きついんじゃないか?

それに、普段着慣れない格好もしてるんだし」

「分かっている。だから、これから練習するのだ」

 作業を続けながら、きっぱりと宣言した泰明が、ふいに小さく舌打ちする。

 なかなかうまく銃を吊るすことができないのだ。

 足置きのような台があればやりやすいのだが、この衣裳部屋と隣り合った広間には今、円卓以外のものは何もない。

 それに気付いた天真が、侍女を呼んで、足置きになる台を持ってくるよう頼もうかと思ったとき、

すいと動いた頼久が泰明の前に片足を立てて跪いた。

「どうぞ、足置き代わりにお使い下さい」

「あっ、頼久!てめえっ!!」

「…しかし」

 先を越されて憤慨する天真の声には耳を貸さず、頼久は躊躇っている泰明に優しく微笑み掛ける。

「どうぞご遠慮なく。私は自分の出来る範囲で、貴方のお手伝いをさせて頂きたいだけなのですから」

 そう言われても、泰明はまだ少し躊躇っているようだったが、やがて表情を緩めて頷く。

「有難う、頼久」

 頼久の片足を借りられたお蔭で、今度は手間取ることなく銃を吊るすことができた。

 ほっと息を吐き、もう一度頼久に礼を言って、脱いで傍らに転がしていたパンプスを拾おうとすると、

頼久の手が先にそれを拾った。

「どうぞ。ついでですから」

 さり気なく促され、泰明は再び躊躇ったが、結局頼久の言葉に甘えて、靴も履かせてもらうことにする。

「失礼致します」

 頼久は泰明の白い踵を殆ど触れないように持ち上げ、一足ずつパンプスを履かせる。

恭しいほど丁寧に優しく扱われて、流石の泰明も白い頬を僅かに染めた。

「さあ、これで宜しいですよ」

その言葉に身を起こした泰明は、やや首を傾げるようにして、具合を確かめるように、幾度かその場で足踏みする。

そうして、役目を終えて、ゆっくりと立ち上がる頼久を間近で見上げ、花が綻ぶように微笑んだ。

「助かった。有難う、頼久」

無邪気な信頼に満ちた眼差しで見詰める泰明の姿に、頼久は目を細める。

その滑らかな頬が先ほどの名頃を残してまだ仄かに、色付いている。

ふと、触れたいと思う気持ちが強く湧き上がった。

 

もっと近くで、その頬に。

…その華奢な身体に。

 

しかし、その衝動に突き動かされる前に、苛々とそれまでのふたりの様子を眺めているしかなかった天真が割って入った。

「…っ天真?」

 泰明の細い手を掴み、やや強引に引き寄せながら、天真はぶっきらぼうに言った。

「歩く練習するんだろ?付き合ってやるよ」

 いきなりの天真の行動に目を瞬いている泰明を、広間中央へと導きながら、天真は頼久と擦れ違いざまに、鋭く囁いた。

「まぁったく、油断も隙もねえな…!」

 一瞬睨まれて、頼久は苦笑する。

 とはいえ、衝動に流される前に、天真に遮られたお蔭で、泰明の信頼を失わずに済んだのは助かった。

 邪魔をされて不愉快な気持ちもないではないが…それはお互い様というものだ。

 もし、天真が泰明に何か不穏なことをしようとしたときには、今度は自分が思う存分邪魔させてもらおう。

 広間の中央に移動したふたりを見守りながら、頼久は腕を組んだ。

 

「どうだ、泰明?」

 泰明の手を取って、傍らを共に歩みながら、天真が問う。

「何とかなりそうだ」

 初めこそ、足元が覚束なかった泰明だったが、今は言葉通りすいすいと滑るように広間の床を歩いている。

 目配せをして、天真に手を離してもらい、今度はひとりで歩いてみる。

 大丈夫そうだ。

「よし、第一関門はクリアだな」

 危なげない様子に頷いた天真は、再び泰明の手を取る。

「第一関門とはどういう意味だ?」

 首を傾げる泰明を再び引き寄せて、天真はにやりと笑う。

「おいおい、お前は仮にも舞踏会に参加するんだろ?歩くだけじゃなく、多少は踊れるようにしといた方がいいと思うぜ?」

「そうなのか?」

「そうそう。じゃ、早速やってみようぜ」

 ダンスの心得なら多少ある。

 と言う天真に促されて、今度はダンスの練習をすることになる。

「一、二、三…ちょっと右足の踏み出しが遅れてるな。一、二…もう少しリズムに合わせて。

一、二、三…よし、だんだん良くなってきたぞ」

「…難しいものだな」

「この短時間でここまでできるようになれば、大したもんさ」

「しかし、こんな拙い出来では…あっ…」

「泰明!」

 足の踏み出しばかりに注意を払っていた為、自らのドレスの裾を踏みつけてしまった泰明が転び掛ける。

 傾いた身体を、腕を伸ばした天真が細い腰を抱えるようにして、支えてやる。

「すまない…」

 巧く踊れないということもあったからか、心なしかしゅんとして見える泰明の顔を天真が笑顔で覗き込んだ。

「深刻になんなって!これでダンスの雰囲気ぐらいは掴めただろ?それで充分だ。

会場ではどうしても踊らなけりゃいけない訳でもないんだし、知らない奴に誘われたら、適当に断ればいい」

 な?と言い聞かせながら、天真は額で軽く泰明の額を小突いた。

 意表を突かれた泰明は小突かれた額を抑えて、睫毛長い瞳を瞬く。

すると、己を悪戯っぽく、しかし、優しく見詰める間近な瞳と出会う。

気がふっと楽になるのを感じる。

同時に、何とも可笑しい気分になって、泰明はくすくすと笑い出した。

 そうして泰明が笑うと、完璧な美貌に無垢なあどけなさが滲んで、何とも可愛らしく見える。

それは、艶やかに着飾っていても、変わらないようだ。

(いいな、やっぱり)

 泰明は笑顔が一番いい。

 そうして、ひとときでも自分の腕の中に泰明がいること、その幸せを噛み締めながら、

天真も泰明に釣られるように笑った。

 

 着替えを終えて衣裳部屋から出た鷹通が、ちょうどその光景を目にする。

 笑い合う天真と泰明。

 特に泰明を見詰める天真の様子にふと、気付くことがあった。

 そして、ふたりから離れて佇む頼久の視線の先にいるのも……

「気付いたかい?」

 ふいに投げ掛けられた問いに、鷹通ははっと振り向く。

 鷹通に続いて衣裳部屋から出てきた友雅が微笑する。

「頼久殿と天真殿も泰明殿を…?」

「泰明はね、レジスタンス主要メンバーの真実の要なのだよ」

 直接的な答えではなかったが、その意味は充分に鷹通に伝わった。

 同時に、なるほどと思う。

 昨日も感じた彼らの団結力は、恐らく泰明への共通の想いから生まれたものなのだ。

 

 身も心も美しく澄んでいる泰明への…

 

 彼の姿に、つい目を奪われていると、

「君ももしかしたらそうなるかな?」

何気ない友雅の言葉が耳に飛び込んで、鷹通はぎくりと我に返る。

「友雅殿…」

よりによって一番知られたくない相手に胸の内を見透かされて、鷹通はやや後ろめたい気分で友雅を見る。

 そんな彼に、友雅は軽く肩を竦めて見せた。

「惹かれるなとは言わないよ。泰明の魅力は私も充分に承知しているからね。

それで、レジスタンスの結束がより強まるなら、願ってもないことだ」

 その飄々とした言葉に鷹通は思わず呆れてしまう。

「随分な余裕ですね」

 その呆れがそのまま出てしまった鷹通の言葉に、友雅は今度は少し苦笑した。

「おや、これでも結構焦っているんだよ。

頼久も天真もそれぞれ良い男だしね。そこに更に、君まで加わるとなると、気が気じゃない」

「とてもそうは見えませんよ」

「もし、私に余裕があるように見えるのなら、それはきっと、私が泰明を信じているからだろうね」

 彼の言葉、心の全てを。

 そう言う友雅の端正な顔には、泰明への愛おしさに満ちた笑みがあった。

「……」

 やはり、余裕があるのではないか。

 無言になった鷹通をその場に残し、友雅は泰明へ向かって歩を進めた。

 

「友雅」

近付いてくる友雅に気付いた泰明が、傍らの天真を見上げて微笑んだ。

「有難う、天真」

「いや。俺も結構役得だったし」

「?」

 天真の言葉に泰明は一瞬首を傾げるものの、己を抱き締める腕が緩まったのを合図と受け取って、

するりと天真の腕から抜け出した。

 飛び立つ小鳥のように、近付いてくる友雅の腕の中へ飛び込んでいく。

「お待たせしている間に、随分動けるようになったようだね、姫君」

「頼久と天真に手伝ってもらったお蔭なのだ」

「良かったね、泰明」

 そんな会話を交わすふたりの間には、最早割り込む隙間はない。

 そして、泰明の笑顔が一際綺麗に輝いて見えるのは、こうして友雅といるときなのである。

 やはり、友雅には敵わないということか。

 

 取り残された男たちは、一様に泰明の笑顔に見惚れながら、やや切ない気持ちを噛み締めるのだった。

 

 

 そして、舞踏会当日。

 

「ようこそ、いらっしゃいました。お手持ちの招待状を確認させていただけますか?

……藤原様の遠縁に当たる鷹司(タカツカサ)子爵御夫妻でいらっしゃいますね。お話は伺っております。どうぞ、楽しいひとときを」


to be continued
舞踏会準備篇その2でした。 いやはや、結局、着飾りやす姫の描写にかなりの行数を割いてしまいました(笑)。 しかし、今回は色々と書いてて楽しかったです♪ ドレスの下に武器を隠し持っちゃうやっすんを巡る騒ぎ(笑)とか、予告してたよりやす及びてんやすシーンとか。 ところで、今回の隠れエロ大将は、頼久だと思うのですが、どうでしょう?(笑) 足置きになってる間、きっと、目を逸らそうとしつつも、ちらちらとやっすんの綺麗な脚を見てたに違いない……(大笑) そして、ついに舞踏会当日です。 友雅氏とやっすんは鷹司子爵夫妻(隠れポイント/笑)として、会場入りします。 一応、あと二三話でこの鷹通登場篇は終了する予定です。 只今、御門と共にあのひとやらあのひと(笑)も登場待機中。 やりたいと言ってた「それ」も消化したいなと思う次第。 余談ですが、「鷹司」はうちにある「官職要解」という本の巻末にある、 堂上(とうしょう)家(公卿となる家系)出自系統表中の系図の頂点が藤原氏になっているものから 適当に(笑)セレクトさせて頂きました。 この話に出てくる貴族の名前「花園」と「穂波」もそうです。 安倍氏の子孫(土御門、倉橋)も堂上家に入ってるんですよ〜。 でも、橘氏はなかったなあ…(苦笑) top back